知られざるネットワークエンジニアの仕事

ネットワークエンジニアは、縁の下の力持ちといっても過言ではない業務ですが、その実態はあまり知られていません。
しかし、ありとあらゆる分野でIT化が進んでいる現代において、必要不可欠な存在です。

その仕事内容は、大まかに分けて「構築」と「保守」の二つがあげられます。
「構築」とは、ネットワークを構成するための設計や、実際に敷設や設定作業を行うことを示します。
顧客の要望を聞き取ってそれを実現する必要があるため、時には営業のように人と会話をしていくこともあります。
また、現場作業を任されることも少なくなく、力仕事や肉体労働を行う人もいます。

一方で「保守」というのは、構築が完了して稼働を始めたネットワークに対し、問題が起きていないかを見守り、何か異常を検知した場合はその原因究明と復旧作業を行うことを示します。
ただ黙然と待機しているようなイメージを受けますが、予期せぬ異常や故障が起きることは決して珍しい事象ではありません。
ネットワークというシステムの根底を支えている部分が故障してしまうと、稼働しているシステムが停止し、最悪の場合は業務が中断してしまうことすらあり得ます。
このため、知識や経験を活かして迅速に復旧作業を行い、原因究明と今後の対策を導き出すことが求められます。
その両方を一貫して行うネットワークエンジニアもいますが、担当業務によっては昼夜を問わず対応することもあり、非常に重要かつ技術力の求められる業務なのです。

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